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Frozen Japsとは?
 「ポール・マッカートニー流」とはどういう手法のことであろうか?
 1962年にザ・ビートルズでデビューから60年弱、ほぼ休止期間もなく音楽を作り続け97年には英国からナイト爵を授与されている“世界で最も成功したシンガー・ソングライター”ポール・マッカートニー。ファンであっても、その活動歴をデビュー以来から追っている人はすでに少数派ではないか。それはポールの影響を受けて音楽を作り始めた人にとっても同じことである。
 86年生まれのポニーのヒサミツこと前田卓朗。
 子供のころから家にあったビートルズのCDやレコードを聴いていた前田にとって、マッカートニーその人を意識したのは中学に入り、お年玉で「ホワイト・アルバム」を買った時。その後2008年頃からカントリーテイスト溢れる作風を基調にしつつ一人ユニットとして活動、2020年4月に3rdアルバム『Pのミューザック』を発売。そのタイトル名の(P)は当然ながら『ポニーのヒサミツ』の頭文字(P)と、そして、あの人の事である。
 そして前田より21歳年上の宮崎貴士。
 65年生まれの宮崎にとってマッカートニー・ミュージックとの出会いは70年代のウイングス期であった。現在、二つのバンドユニット『図書館』『グレンスミス』に在籍中の宮崎、05年にファースト・ソロアルバム『少太陽』
をリリース。作曲手法やアルバム構成など、彼が作る音楽も(P)の影響がその大きな特徴であり、それはすでに前提条件とすら思える。
 ポニーのヒサミツと宮崎貴士、世代が違う二人、まったく異なる時期から同じ人物に影響を受け、そこからあえて離れたり近づたりしながら、各自に活動を続けてきた。
 その、二人のユニットによる「ポール・マッカートニー流の音楽の実践」、ユニット名は『Frozen japs』。
 英国人音楽家への愛情は深く、そして遠い。極東のアジアでそれを叫んでもRock Down中の本人には届かないかもしれない。しかし、現在は世界がある意味(COVID-19)で繋がっているのである。サー・ジェームズ・ポール・
マッカートニーが3枚目の(ソロ)アルバムをリリース準備している同じ時期、同じ災いに覆われた空の下、二人のJapsが互いの共通項である「ポール・マッカートニー流」を探りながら音楽を作り始める。
                                        文:宮崎貴士

Frozen Japs「Social Distance」
作曲:ポニーのヒサミツ
作詞:ポニーのヒサミツ
All Instruments Played By Frozen Japs

2020/12/23 Release

Social Distance ジャケット.png

Frozen Japs記念すべき1作目として配信が開始される楽曲「Social Distance」は、ポニーのヒサミツによる楽曲案を宮崎が手を加えアレンジし、その後はデータをやり取りしつつ完成させた、Wingsの「あの娘におせっかい」や「心のラブソング」を彷彿とさせるメロディと『裏庭の混沌と創造』を思い出すサウンドに、恋愛の駆け引きとして重要な距離感をコロナ禍により狂わされてしまう男の悲哀が乗ったポップ・ソングとなっている。
「Frozen Japs」は今後も、ポール・マッカートニーをテーマとした楽曲作りを続け、完成するごとに楽曲を発表していく予定。

 

アーティスト:Frozen Japs
タイトル:Social Distance
配信元:ダバダバディスクス
配信日:2020年12月23日
配信先:iTunes,Apple Music,Spotify等

​各種配信リンク先:https://linkco.re/16HM9cRC

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